家族でのマルタ移住を計画中の方にとって、マルタの物価と生活費がどの程度かかるのか心配になると思います。この記事では、マルタでの生活費と日本を比較し、移住してから家族が把握すべきコストの全貌を詳しく解説します。
生活費の詳細から、生活を豊かにする節約のコツまで、マルタでの快適な新生活をサポートするための貴重な情報を提供します。
マルタの物価について
マルタへの移住を検討している家族にとって、現地の物価情報はとても気になると思います。まずはマルタの物価の現状と、近年見られる上昇傾向について解説します。生活に必要な基本的なコストから、移住する際に気を付けるポイントまで、具体的な情報を提供します。
\あわせて読みたい/
マルタの物価は近年上昇中
マルタは地中海に浮かぶ美しい島国で、穏やかな気候と豊かな文化が魅力です。しかし、その人気から近年、物価が上昇しています。特に住宅費や日用品の価格が高騰している点は、移住を考える家族にとって重要な情報です。
物価上昇の背後にある要因
マルタで物価が上昇している背景には、「観光業の賑わい」、「外国からの投資」、「土地の不足」の3つの理由があります。まず、この島国の観光業が盛んになり、多くの観光客が訪れるようになりました。観光客の増加は、ホテルやレストランなどのサービス価格の上昇を引き起こしています。また、外国からの投資が増え、特に不動産市場に大きな影響を与えています。これにより、観光地周辺を中心に住宅価格が上がっています。さらに、マルタは土地が限られており、新しい住宅を建設するスペースが不足しているため、住宅供給に制約があるのも物価上昇の一因です。これらの要素が組み合わさり、現在の物価上昇につながっています。
マルタでの家庭生活に必要な生活費
マルタで移住した後のイメージが持てるよう、マルタでの生活に必要な主要な費用要素を詳しく解説します。住宅費から食費、水道光熱費、保険と医療費、さらには交通費に至るまで、実際の費用を把握し、家族の生活設計に役立てましょう。
住宅費
マルタにおける住宅費は地域によって大きく異なります。観光地区のスリーマや首都バレッタなどの主要都市では家賃が高めですが、島の内陸部や小さな村落地域ではより手頃な住宅オプションが見つかります。一般的に、家族向けのアパートメントでは月額800ユーロから1,500ユーロ程度の家賃が見込まれます。住宅選びにおいては、立地、サイズ、アメニティなど、家族のニーズに合ったものを選ぶことが大切です。
<参考>エリアごとの住宅費の目安
スリーマ:月額800ユーロから1,500ユーロ
セントジュリアンズ:月額900ユーロから1,800ユーロ
バレッタ:月額850ユーロから1,600ユーロ
メリエハ:月額700ユーロから1,200ユーロ
ゴゾ島:月額500ユーロから900ユーロ
マディーナ:月額800ユーロから1,400ユーロ。
食費(スーパーマーケットや外食)
食費の面では、スーパーマーケットでの買い物と外食の両方を考慮に入れる必要があります。マルタでは地中海の食材を用いた健康的な食品を手ごろな価格で購入できます。一方、外食は多少高価な傾向にありますが、家族での外食はマルタの文化の一部であり、多彩な料理を楽しむことができます。予算に応じて、自炊と外食のバランスをとることがポイントです。
<参考>一人当たりの外食の目安
カジュアルレストラン:約10~20ユーロ
中級レストラン:約20~40ユーロ
高級レストラン:40ユーロ以上
<参考>一人当たりのスーパーマーケットでの買い物の目安
1週間の予算:約50~100ユーロ
水道光熱費
マルタの水道光熱費は、家族サイズに応じて月額100ユーロから150ユーロを見込んでください。
水は島国特有の限られた資源であるため、他国に比べ料金が高いです。
また、季節によっては冷暖房の使用により電気代が増えることも考慮に入れましょう。エネルギー効率の良い家電の使用や適切な温度設定などにより、光熱費を抑えることが可能です。
保険と医療費
マルタでは公的な医療サービスが整っていますが、多くの住民は私的な医療保険に加入しています。保険の月額料金は家族構成やカバー範囲により異なり、一般的には月額50~100ユーロ程度です。これにより、高度な医療サービスや私立病院の利用が容易になります。
交通費
マルタの交通機関はバスが中心で、これが一般的な移動手段となります。バスの定期券はコストパフォーマンスが高く、月額30ユーロ以下で島全体を移動することができます。自家用車を持つ場合は、維持費や燃料費も考慮に入れる必要がありますが、マルタの小さな島国特有の環境では移動距離が短く、比較的交通費を抑えることができるでしょう。
マルタと日本の生活費の比較
マルタへの移住を検討している方にとって、日本との生活費と比べて高いのか気になると思います。
実際にマルタでは住居や外食に関する費用は日本より高くなることが多いです。しかし、公共の交通手段の利便性とコストの低さ、さらに地中海で採れる新鮮な食材を使った料理は日本に比べて手頃な価格です。
家族でマルタに移住する際の実践的アドバイス
子どもの教育費用
マルタには高水準の国際学校が多く優れた英語教育を提供しており、私立学校では年間2万ユーロが一般的な学費ですが、公立学校は無償です。
教育の質と費用を総合的に考慮し、家族に適した学校選びをすることが推奨されます。
\あわせて読みたい/
レジャーと娯楽の費用
マルタはその自然美と歴史的な魅力により、レジャーと娯楽が豊富にあります。ビーチアクティビティ、歴史的な建造物の見学、ローカルフードの体験など、家族で楽しめるオプションは多岐にわたります。
これらは生活の質を高めますが、費用がかかることもあります。無料または低コストのアクティビティを探し、賢く楽しむことが重要です。
<参考>一般的なレジャー、娯楽の費用の目安
映画館:約8~12ユーロ
歴史的な観光地の入場料:約5~15ユーロ(例:バレッタの聖ヨハネ大聖堂やMdinaの古城壁など)
ダイビングやシュノーケリングツアー : 一日ツアーの料金約50~100ユーロ
ビーチクラブやプールの利用料:約15~30ユーロ
まとめ
この記事では、マルタの生活費、物価、節約のコツをご紹介しました。マルタへの移住は、家族にとって新しい生活の始まりとなり期待と不安が入り混じるものです。
特に生活面の不安は誰しもが抱えてしまいます。今回ご紹介した情報からマルタの生活を具体的にイメージができるようになれば、移住後のマルタの美しい自然や豊かな文化、快適な生活環境がより楽しみになると思います。
家族でのマルタ生活を計画的に、かつ充実させるために役立ててください。
弊社ではビザの申請サポートはもちろん、現地への移住サポートからお子様の学校探しのお手伝いまで幅広く行っています。
マルタへの移住をお考えの方は、ご希望に沿った形でのご提案やサポートが可能ですので、お気軽にご連絡くださいませ。
マルタ移住に関する詳細:https://www.la-quarta.jp/immigration/malta
Comments