top of page
検索

老後はポルトガルへの移住が人気?老後生活を海外で快適に過ごすための完全ガイド 

更新日:10月11日


老後はポルトガルへの移住が人気?老後生活を海外で快適に過ごすための完全ガイド


定年退職後、老後の人生をどこで過ごすかは重要な選択です。そんな中、海外移住先として注目を集めているのがポルトガルです。温暖な気候、美しい自然、豊かな文化、そして充実した社会保障制度など、ポルトガルには老後生活を快適に過ごすための魅力が詰まっています。しかし、異国の地での生活には不安もつきものです。


この記事では、老後にポルトガルへ移住することの魅力、生活コスト(食費や医療費など)、そして必要なビザについて解説します。また、日本の年金制度に関するよくある質問にもお答えします。安心して新しい生活を始めるための参考にしてください。







ポルトガル移住の魅力


ポルトガルは、多くの定年退職後の方々にとって理想的な移住先として注目を集めています。その理由は、充実した社会保障制度、温暖な気候、豊かな文化と歴史、そして生活コストの低さなど、多岐にわたります。これらの魅力が組み合わさり、ポルトガルは快適で健康的な老後を過ごすための最適な場所となっています。


ここでは、ポルトガル移住の魅力について詳しくご紹介します。


\あわせて読みたい/



充実した社会保障制度


社会保障制度は、老後の生活を安心して過ごすための重要な要素です。ポルトガルでは、医療保険、年金制度、福祉サービスが充実しており、特に高齢者に対するサポートが手厚いです。公的医療機関では質の高い医療サービスを受けることができ、医療費も他のヨーロッパ諸国と比べて非常に低く抑えられています。また、年金受給者には特定の税制優遇措置があり、所得税の減免を受けることができます。



温暖な気候で健康的な生活


ポルトガルの温暖な気候は、人々が健康的な生活ができる大きな理由でもあります。年間を通じて穏やかな気温で日が長く、冬季でも温暖な気候が続きます。例えば、リスボンの冬の平均気温は約15度と非常に過ごしやすいです。


老後にポルトガルへ移住する人におすすめなのは、アルガルヴェ地方です。ここは年間を通じて温暖な気候と美しいビーチが魅力で、ゴルフコースやウォーキングトレイルなどのアクティビティが豊富にあります。特に、アルブフェイラやラゴスの街は、高齢者にとって理想的なリタイアメント先として人気があります。


ポルトガルは、自然環境にも恵まれており、海岸線や山岳地帯でのアクティビティが豊富です。ポルトガルが移住地として人気の理由の1つは、過ごしやすい気候や環境が組み合わさり、心身ともに健康的な生活を維持することができるからです。



豊かな文化と歴史


ポルトガルは、長い歴史と豊かな文化を持つ国です。リスボンやポルトなどの都市では、美しい建築物や歴史的な名所が数多く存在し、文化的なイベントやフェスティバルも盛んに開催されています。


例えば、リスボンでは毎年6月に「サント・アントニオ祭」が開催され、街中が賑やかになります。この祭りは、地元の人々と観光客が一緒になって楽しむ大イベントです。また、ポルトガルには世界遺産も多く、リスボンのベレンの塔やポルトのリベイラ地区など、名勝地がたくさんあります。


また、フレンドリーな地元の人々との交流も楽しみの一つです。ポルトガルの豊かな文化と歴史に触れることで、新しい趣味や興味を見つけることができるでしょう。



生活コストが低い


ポルトガルの生活コストは、他のヨーロッパ諸国と比べて非常に低いのが特徴です。特に住居費や食費、公共料金などの日常生活にかかる費用を抑えながら、質の高い生活を送ることができるので、ポルトガルでの生活は非常にコストパフォーマンスが高いと言えます。


また、新鮮な食材が手に入りやすく、健康的でバランスの取れた食生活を楽しむことができるのも大きな魅力です。このように、生活コストが低いことは、ポルトガルでの老後移住を検討する際の大きなメリットとなります。


ポルトガルの生活コストについては、後ほど記事内で詳しく解説しますので、ぜひ最後まで読んでみてください。



老後にポルトガル移住するためのビザの種類


どうして多くの人々からポルトガルが移住先として人気を集めているか、理解いただけたのではないでしょうか。しかし、移住するためには適切なビザを取得する必要があります。このセクションでは、老後にポルトガルへ移住する際に必要なビザについて詳しく説明します。自分に合ったビザを見つけることで、安心して新しい生活をスタートする準備ができます。それでは、それぞれのビザの特徴と取得条件について見ていきましょう。


\あわせて読みたい/



起業家ビザ(D2 Visa)


起業家ビザ(D2 Visa)は、ポルトガルでビジネスを始めたいと考えている方に適したビザです。このビザを取得するためには、ポルトガルでのビジネス計画を提出し、ビジネスが経済的に有益であることを証明する必要があります。具体的には、ビジネスの詳細、投資計画、予想される収益などを含めたビジネスプランを提出することが求められます。


さらに、このビザを申請するためには、申請者がポルトガルでビジネスを運営するために必要な資金を持っていることを示す必要があります。資金の証明としては、銀行口座の残高証明書や投資契約書などが必要です。


D2 Visaは最初に2年間有効で、その後は更新が可能です。更新にはビジネスが成功していること、税金を支払っていることなどの条件があります。



投資家ビザ(Golden Visa)


ポルトガルのゴールデンビザ(投資家ビザ)は、外国人投資家が一定額の投資を行うことでポルトガルに居住権を取得できるプログラムです。投資家ビザの主な取得条件として、主に以下の条件を満たす必要があります。


  • 投資ファンド:50万ユーロ以上を認可された投資ファンドに投資

  • 研究活動への寄付:50万ユーロ以上を医療や環境保護の研究プロジェクトに寄付

  • 文化遺産保護への寄付:25万ユーロ以上を国の文化遺産の保護や復元に投資

  • 資本移動:100万ユーロ以上の資本移動を行う

  • 雇用創出:ポルトガル国内で10人以上の雇用を創出


このビザは最初に2年間有効で、その後3年間延長可能です。5年後には市民権を申請する資格が得られます。また、申請者とその家族は、ポルトガル国内で自由に移動し、シェンゲン圏内(ヨーロッパの29か国)でも90日間までの短期滞在が可能です。



リタイアメントビザ(D7 Visa)


リタイアメントビザ(D7 Visa)は、定年退職後にポルトガルでのんびりと暮らしたいと考えている方に最適なビザです。このビザを取得するためには、ポルトガルでの生活費を自分で賄えることを証明する必要があります。主に年金収入やその他の安定した収入源が対象となります。


D7 Visaの申請には、ポルトガルでの住居が確保されていること、健康保険に加入していること、そして一定額以上の収入があることを証明する必要があります。


必要な収入額は、ポルトガルの最低賃金を基準に算出されますが、単身者の場合は月額約750ユーロ以上の収入が必要です。配偶者がいる場合、単身者の収入額の50%が追加で必要となるため、月額1,125ユーロが基準となります。


このビザは最初に1年間有効で、その後は2年ごとに更新が可能です。



ポルトガルの移住生活で必要なコスト


ポルトガルへの移住を検討する際に、最も気になるのが生活コストです。ポルトガルは他のヨーロッパ諸国に比べて生活費が抑えられることから、老後を快適に過ごす場所として人気があります。


ここでは、住居費用、食費、医療費と医療サービスについて詳しく解説します。この記事を読んで、ポルトガルでの移住生活をより具体的にイメージし、安心して移住の準備を進めるための参考にしてください。


\あわせて読みたい/



住居費用の比較


ポルトガルでの住居費用は、都市や地域によって大きく異なります。


リスボンやポルトといった主要都市では、家賃や物件購入価格が高くなる傾向にありますが、地方都市や田舎では比較的低価格で住居を見つけることができます。


例えば、リスボンの市内中心部では、1ベッドルームのアパートの月額家賃が約800〜1,500ユーロですが、地方都市では同様の物件が500ユーロ以下で見つかることもあります。


物件購入を考えている場合も、主要都市では価格が高くなるため、予算に応じて地域を選ぶことが重要です。



食費


ポルトガルの食費は、他の西欧諸国と比較してもリーズナブルです。


外食の費用も手頃で、リスボンなどの都市部でのカジュアルなレストランでは、ランチセットが約10ユーロ程度で楽しめます。


スーパーマーケットでの食材費用も低めで、地元の市場を利用することでさらに安価で新鮮な食材を購入することができます。新鮮な魚介類や果物、野菜が豊富に手に入り、健康的な食生活を維持しやすい環境が整っています。


月々の食費は、週に1度外食をする場合、夫婦二人で約300〜500ユーロが目安となります。



医療費と医療サービス


ポルトガルでは、公的医療制度と私的医療制度の両方が利用可能です。


公的医療制度は、基本的な医療サービスを低コストで提供しており、国民健康サービス(SNS)に登録することで多くのサービスを無料または低料金で受けることができます。ただし、公的医療機関では待ち時間が長くなることがあるため、スピーディな医療サービスを希望する場合は、私的医療保険に加入することをおすすめします。


私的医療保険の月額保険料は、年齢や健康状態により異なりますが、一般的には50〜100ユーロ程度です。私的医療保険に加入することで、より短い待ち時間で専門医の診療や高度な医療サービスを受けることができます。


それぞれの医療費の目安


項目

公的医療制度(SNS)

私的医療制度

一般診療

無料

※特定の診療やサービスには少額の料金がかかる場合があり

50ユーロ程度

専門医による診療

7.5ユーロ程度

100〜150ユーロ程度

入院

1日あたり10ユーロ程度

※特定の治療や追加サービスが必要な場合は、別途費用が発生することがあり

1日あたり200〜500ユーロ程度

※手術や特殊治療が含まれる場合はさらに高額になることがあり

月額保険料

基本的になし

50〜100ユーロ程度


公的医療制度と私的医療制度の両方をうまく活用することが重要です。公的医療制度を基本にしつつ、必要に応じて私的医療保険を補完的に利用することで、安心して老後を過ごすことができます。



老後にポルトガルへ移住する際によくある質問


ポルトガルへの移住を考える際、特に老後の生活を見据えた場合には多くの疑問が浮かんでくることでしょう。特に移住にかかる費用や、日本の年金制度についての疑問を持つ方が多いでしょう。ここでは、これらのよくある質問に対して詳しく解説し、ポルトガルでの快適な老後生活をスタートするために役立つ情報をお届けします。



移住資金はいくら必要?


ポルトガルへ老後に移住する際の資金は、個々の生活スタイルや地域によって大きく異なります。しかし誰しもが資金計画を立てることで、安心して移住を準備することができます。ここでは、「住居の初期コスト」、「当面の生活コスト」、「下見費用」、「引っ越し代」の移住にかかる費用について解説します。


住居の初期コスト

ポルトガルでの住居にかかる初期コストは、賃貸物件のデポジットや不動産購入の頭金などがあります。


リスボンやポルトなどの主要都市では、賃貸物件のデポジットは通常、家賃の2〜3ヶ月分が必要です。例えば、月額1,000ユーロの物件であれば、2,000〜3,000ユーロのデポジットが必要です。


一方、物件を購入する場合、物件価格の10〜20%を頭金として支払う必要があります。20万ユーロの物件を購入する場合、2万〜4万ユーロの頭金が必要です。


当面の生活コスト

移住直後の生活費を確保しておくことも重要です。


ポルトガルでは、月々の生活費は夫婦二人で約1,500〜2,500ユーロが目安となります(

家賃、食費、光熱費、通信費、交通費などを含む)。生活スタイルや居住地域によって異なりますが、予め十分な資金を用意しておくことで、移住後の生活をスムーズに始めることができます。


下見費用

移住前にポルトガルを訪れて下見をすることをおすすめします。下見費用には、往復航空券、滞在費、食費、現地での交通費などが含まれます。例えば、東京からリスボンへの往復航空券は、時期によって異なりますが、エコノミークラスで1人あたり約700〜1,200ユーロです。滞在費は、ホテルやアパートメントを利用すると、1週間あたり500〜1,000ユーロが目安です。移住する前に、現地の生活環境を実際にあなたの目と肌で確認することが重要です。


引っ越し代

引っ越し代も忘れてはならない重要な費用です。


日本からポルトガルへの引っ越しには、海上輸送や航空輸送を利用することが一般的です。海上輸送の場合、コンテナの大きさや輸送距離によって費用が異なりますが、20フィートコンテナで約4,000〜7,000ユーロが目安です。航空輸送はより迅速ですが、費用が高くなる傾向があります。引っ越し業者と相談し、あなたに合ったプランを選びましょう。


移住資金のまとめ

費用項目

内容

平均費用(ユーロ)

住居の初期コスト

賃貸物件のデポジット、不動産購入の頭金

2,000〜3,000(賃貸)

 2万〜4万(購入)

当面の生活コスト

家賃、食費、光熱費、通信費、交通費など

1,500〜2,500(毎月)

下見費用

往復航空券、滞在費、食費、現地での交通費

1,200〜2,200

引っ越し代

海上輸送または航空輸送による引っ越し費用

4,000〜7,000


日本の年金はどうなる?


ポルトガルへ移住した際に日本の年金はどうなるのかも気になるポイントです。日本とポルトガルは社会保障協定を締結しており、日本で積み立てた年金をポルトガルでも受給することが可能です。年金受給手続きのおおまかな流れを説明します。


1. 日本年金機構への手続き


  • 海外在住者用年金受給申請書を提出する

日本年金機構から取り寄せた申請書を記入し、必要書類とともに提出します。

  • 年金振込指定金融機関変更届を提出する

ポルトガルの銀行口座に年金を振り込むための手続きが必要です。


【必要書類】

  • パスポートのコピー

  • 現住所を証明する書類(ポルトガルでの居住証明書など)

  • 振込先の銀行口座情報(ポルトガルの銀行口座の情報)

  • 日本のマイナンバー


2. ポルトガルの社会保障機関への手続き

日本の年金受給手続きに関する証明書を提出し、ポルトガルの社会保障機関に登録します。


年金受給手続きや必要書類については、事前に日本年金機構やポルトガルの社会保障機関に問い合わせることをおすすめします。移住後も安定した収入源を確保するために、年金制度についてしっかりと理解しておくことが大切です。



まとめ


ポルトガルへ老後移住することは、退職後の生活を見直している人々にとって非常に魅力的な選択肢です。この記事では、ポルトガル移住の魅力、移住に必要なビザ、生活コストなど移住にかかるコストなどについて解説しました。


特に重要なのは、ポルトガルでの生活コストについても理解しておくことです。住居費用、食費、医療費などの生活費を事前に計算し、移住資金をしっかりと準備しましょう。具体的には、住居の初期コスト、当面の生活コスト、下見費用、引っ越し代などが必要です。


ポルトガルでの老後生活を安心して始めるために、この記事を参考に、具体的な準備を進めてください。そして、さらに詳しいアドバイスやサポートを受けたい方は、ぜひ株式会社 La Quartaにお問い合わせください。ポルトガルでの快適な老後生活を実現するために、一歩踏み出しましょう。


 

株式会社 La Quartaではビザの申請サポートはもちろん、現地への移住サポートからお子様の学校探しのお手伝いまで幅広く行っています。


海外への移住をお考えの方は、ご希望に沿った形でのご提案やサポートが可能ですので、お気軽にご連絡くださいませ。

海外への移住に関する詳細:https://www.la-quarta.jp/immigration


0件のコメント

Comments


bottom of page